『フィルカル』vol.3 no.2 刊行のお知らせ
分析哲学と文化をつなぐ、をモットーにし、哲学という枠組みでさまざまな文化現象を考察する論考・エッセイなどが収められている雑誌『フィルカル』の新刊が去る9月30日に刊行されました。本院生組織メンバーである青田 麻未が、編集委員の一人を務めている雑誌です。
今回、青田による2018年7月に開催された国際美学会中間大会@アアルト大学(フィンランド)の様子を報告する文章が掲載されています。フィンランドを含む北欧諸国はそのイメージ通り環境に対する意識が高く、青田が専門とする環境美学についての研究が盛んな国。1986年にはユルヨー・セパンマー(Yjyö Sepänmaa)の著作『環境の美:環境美学のための一般的モデル (The Beauty of Environment: A General Model for Environmental Aesthetics) 』が英語で出版されているのに始まり、多くの論者が英語で著作を活発に発表してくださっているため、フィンランド語がわからずとも研究動向を追えるのがとてもありがたいです。ちなみにこの著作では、フィンランド文学が示す自然鑑賞のあり方についても言及されており、ASLEの方向性から見ても興味深い内容になっています。
フィルカル掲載のエッセイでは、今回の学会を切り口に、環境美学研究の最前線を紹介しています。
さらに、今回は他にコンテンツ・ツーリズムに関する論考も収録されています。「旅」もまた環境に接する方法の一つですので、こちらも注目です。ぜひお手にとってご覧ください。
http://philcul.net
今回、青田による2018年7月に開催された国際美学会中間大会@アアルト大学(フィンランド)の様子を報告する文章が掲載されています。フィンランドを含む北欧諸国はそのイメージ通り環境に対する意識が高く、青田が専門とする環境美学についての研究が盛んな国。1986年にはユルヨー・セパンマー(Yjyö Sepänmaa)の著作『環境の美:環境美学のための一般的モデル (The Beauty of Environment: A General Model for Environmental Aesthetics) 』が英語で出版されているのに始まり、多くの論者が英語で著作を活発に発表してくださっているため、フィンランド語がわからずとも研究動向を追えるのがとてもありがたいです。ちなみにこの著作では、フィンランド文学が示す自然鑑賞のあり方についても言及されており、ASLEの方向性から見ても興味深い内容になっています。
フィルカル掲載のエッセイでは、今回の学会を切り口に、環境美学研究の最前線を紹介しています。
さらに、今回は他にコンテンツ・ツーリズムに関する論考も収録されています。「旅」もまた環境に接する方法の一つですので、こちらも注目です。ぜひお手にとってご覧ください。
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